【熊本編】熊本への貸切バスツアーにお勧めな観光地と駐車場
- 2019.04.12
- 貸切バスツアーにお勧め観光コース
- 九州, 熊本, 観光地
貸切バスツアーで行く熊本観光案内
かつて「肥後の国」と呼ばれ、熊本城や水前寺など、今日まで多くの歴史的建造物が残る熊本県は、熊本市を中心に栄えた九州地方の県です。
東部には阿蘇山をはじめとした山々が連なり、西部は有明海に面し河川が多く、自然豊かで山の幸、海の幸のグルメも豊富です。
九州の中央に位置しているので、福岡や宮崎など周囲の県へのアクセスも良好。
初めての貸切バスでの九州観光でしたら、見所たっぷりな熊本県をおすすめします。
熊本城
言わずと知れた熊本のシンボル、熊本城。
日本三名城のひとつでもあり、西南戦争では難攻不落の巨大要塞として活躍しました。
1607年に熊本城を築城した加藤清正は、戦乱で荒れていた肥後の土地を整備し、貿易で領地を豊かにしたことから、今なお熊本の人達から尊敬されている人物です。
残念ながら2016年4月に起きた地震の被害で、現在も修復作業が続いており、立ち入りできるエリアは制限されていますが、安全に観光ができるコースが用意されています。
貸切バス32台を停められる駐車場も周遊ルート沿いにありますので、バスを降りたらすぐに観光ができます。
二の丸駐車場
住所
熊本市二の丸2-3
営業時間
4月~10月
8:00~18:30
(最終入庫は17:30まで)
11月~3月
8:00~17:30
(最終入庫は16:30まで)
料金
バスは2時間まで500円
以降1時間ごとに200円追加
二の丸広場
二の丸駐車場を出て左に進むと見えるのが、二の丸広場です。かつて上級家臣の屋敷が建ち並んでいた場所で、現在はイベントや土産品の販売などが行われています。
二の丸広場からは、熊本城本丸や天守閣の、崩落した石垣の様子が見られます。
熊本城の石垣は、足元から上に向かって傾斜が急になっており、敵兵を退けた事から、かつて「武者返し」の異名をとりました。
現在、立ち入り制限されている熊本城周辺では、二の丸広場が主な熊本城観光エリアとなっています。
二の丸神社から加藤神社への道のりの途中には樹木園があり、時期ごとの見ごろの植物が入口の掲示板に提示されています。
住所
熊本市中央二の丸4-1
電話
096-352-5781
料金
200円(中学生以下無料)
30名以上の団体は2割引
障害者手帳お持ちの方は無料
定休日
月曜
12月29日~1月3日
3月20日~5月末は無休
営業時間
夏季(4月~9月)
9:00~18:00
冬季(10月~3月)
9:00~17:00
加藤神社
住所
熊本市中央二の丸4-1
電話
096-352-5781
料金
200円(中学生以下無料)
30名以上の団体は2割引
障害者手帳お持ちの方は無料
定休日
月曜
12月29日~1月3日
3月20日~5月末は無休
営業時間
夏季(4月~9月)
9:00~18:00
冬季(10月~3月)
9:00~17:00
加藤神社から棒庵坂を下ると、不開門(あかずのもん)、北十八間櫓、東十八間櫓を眺めながら厩橋を渡り、熊本市役所にたどり着きます。
住所
熊本市中央二の丸4-1
電話
096-352-5781
料金
200円(中学生以下無料)
30名以上の団体は2割引
障害者手帳お持ちの方は無料
定休日
月曜
12月29日~1月3日
3月20日~5月末は無休
営業時間
夏季(4月~9月)
9:00~18:00
冬季(10月~3月)
9:00~17:00
加藤神社から棒庵坂を下ると、不開門(あかずのもん)、北十八間櫓、東十八間櫓を眺めながら厩橋を渡り、熊本市役所にたどり着きます。
熊本市役所14階の展望ロビーからは、熊本城の全貌を見ることができます。
熊本市役所
熊本市役所から行幸坂までの「長塀通り」は、その名の通り日本一の長さを誇る熊本城の石塀と坪井川に挟まれた通りです。徒歩1分ほどで城彩苑に到着します。
城彩苑内の歴史文化体験施設「湧々座」は、熊本や熊本城の歴史を、わかりやすく学べる施設です。江戸時代の熊本城を再現した模型や、震災直後の映像を観る事ができます。
江戸時代の暮らしやお殿様の城内での生活を体験できるコーナー、着物や忍者の衣装に着替えて散策できるプランなど、幅広い世代が楽しめる施設です。
住所
熊本市中央区手取本町1-1
電話
096-328-2111
営業時間
平日
8:30~22:00
土・日・祝日
9:00~22:00
定休日
年末年始
歴史文化体験施設「湧々座」
城彩苑から二の丸駐車場まで戻ってきたら、周遊ルートは終わりです。
2019年10月の天守閣復旧を目指して着実に復旧が進んでいる熊本城。
甚大な被害を受けた様子は痛々しくもありますが、これから立ち直っていく姿は今しか見られない貴重なものです。
住所
熊本市中央区二の丸1-1-1
電話
096-288-5600
営業時間
9:00~17:30
(入館は17:00まで)
定休日
12月29日~31日
料金
大人
300円
小中学生
100円
阿蘇山
熊本には無数の山々が連なり、市街地からでも、ぐるりと見渡せば山に囲まれた土地である事がわかります。
熊本を代表する山といえば、全国的にも有名な阿蘇山ですが、実は「阿蘇山」という名称の山は存在しないという事を知っている人は、県外では少ないのではないでしょうか。
「阿蘇山」とは5つの山の総称を言い、たまに噴火しているイメージの山は「中岳」という活火山です。
阿蘇五岳の残り4つは根子岳、高岳、杵島岳、烏帽子岳ですが、その他周囲の山々も含めて「阿蘇山」と呼ぶこともあります。
中岳の度重なる噴火により、阿蘇の大地は世界的にも大規模なカルデラを持つ地域となりました。
中岳火口
活火山である中岳の火口付近は、震災後から見学から規制されていましたが、2019年3月末に立ち入り規制が解除となりました。
地震の影響で、現在ロープウェイは運行していませんが、阿蘇西駅から火口近くまで登るシャトルバスが利用できます。
お土産も売っているシャトルバス乗り場でチケットを購入します。
シャトルバスは20分ごとに運行しており、1台に約20名が乗車できます。
(最前席にはくまモンのぬいぐるみが乗車していました!)
阿蘇西駅には、貸切バス80台が停められる有料駐車場があります。
活動が弱く煙の少ない時であれば、綺麗なエメラルドグリーンの火口池を見ることができます。
「湯だまり」と呼ばれる中岳の火口池は、雨水や地下水が火口に流れ込んで溜まったものです。
火口付近は有毒なガスが発生している為、喘息や気管支に問題のある方はもちろんですが、健康体の方にも十分な注意が必要です。
写真撮影時は、火山ガス濃度ランプが黄色(2pm以上)でしたので、ギリギリ見学することができました。
残念ながら火口池は煙に隠れてみる事はできませんでしたが、モクモクと立ち昇る噴煙は大迫力でした。
風向きによってこちらに煙が向かってくると、健康な人でも硫黄の匂いに思わずむせて咳こんでしまいます。マスクやタオルを用意するといいでしょう。
活火山の火口間近まで近づけるような機会は、滅多にありません!
ガス濃度の情報を確かめてから、中岳火口を見学してみましょう。
草千里
阿蘇駅から阿蘇西駅へ向かう途中の烏帽子岳の麓に、草千里という場所があります。
牛や馬の放牧地になっており、山々に囲まれた大きな草原が広がっています。
草千里ではトレッキングはもちろん、乗馬も楽しめます。
阿蘇草千里乗馬クラブでは、係員さんによる引き馬での歩行のみですので、お子様や初心者の方でも安全に乗馬体験ができます。
煙を上げる中岳と美しい山々を眺めながら、のんびり馬に乗ってみるのも開放的ですね。
住所
阿蘇市赤水1929
営業時間
9:00~16:30
休業日
12月から2月
3月初旬からは天候不良時を除き毎日営業
料金
1人乗り
1500円から
2人乗り(身長120cm以下のお子様と)
2500円から
電話
096-734-1765
水前寺成趣園
水前寺成趣園は、肥後の初代藩主・細川忠利ゆかりの回遊庭園です。
湖に見立てた池を周回しながら、四季折々の草花が楽しめます。
園内にはところどころベンチが置かれていますので、休みながらのんびりと庭を眺めていると、日常を忘れられます。
庭園から徒歩1分の距離に、中型、大型貸切バスの駐車場があります。
駐車場の出口を左に曲がると、いきなり団子や工芸品のお店が並んだ通りに出ます。
さらに左へ向かうと庭園入り口です。
入口直前にはなんと九州最大規模のくまモングッズ店が!
Tシャツやぬいぐるみはもちろん、マグカップ、キーホルダー、お菓子など……
とにかく店内はくまモンでびっしりです。
入園してすぐに、食事処やお土産屋さん、池を泳ぐコイと園内のハト用の餌売り場があります。
庭園内には、細川家代々の当主を祀っている出水神社があります。
商売繁盛、無病息災、縁結びなどのご利益のある、由緒正しい神社です。
手水の横には「長寿の水」が湧いていて、自由に飲めるようになっています。
阿蘇の山々から流れついた透き通った湧き水で、暑い日でもひんやりとした口当たりの良い硬水です。
細川家では「神水」と呼ばれて重宝され、毎日愛飲したり庭に撒かれていたそうです。
水前寺成趣園は30~40分で一周できます。
これからの時期は暑くなりますので、比較的人も少ない午前中の観光をおすすめします。
住所
熊本市中央区水前寺公園8-1
料金
団体(30名以上)
大人(16歳以上)
360円
子供
180円
個人
大人
400円
子供
200円
営業時間
3月~10月
7:30~18:00
(入園17:30まで)
11月~2月
8:30~17:00
(入園16:30まで)
電話
096-383-0074
まとめ
魅力的な観光地がたくさんある熊本県。まだ震災の爪痕が残っており、復興に向けて進んでいる最中です。
阿蘇山の活動も注視しなければなりませんが、食べ物も、史跡も、大自然も楽しめる熊本は、貸切バスツアーでも人気の旅行先。それでいて、駐車場スペースも多いのでおすすめのスポットです。
九州発であれば、貸切バスツアーで回るのが効率的ですよ。
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